墓石・仏事の豆知識

墓石の豆知識

御影石について

日本で墓石として最も使われているのが「御影石」です。御影石という名前は日本だけで使われている名称で、岩石としての分類は「花崗岩」です。
「御影石」は、地下のマグマが冷え固まった石なので耐久性に優れた石材として、古来より日本で構造物によく用いられました。また火山の多い日本は、地質が複雑で、鉱物の混ざり方が一定ではないために、多種多様な模様や色の石が採れ、同じものが2つとない美しい石として愛されています。

壊れた墓石

墓石の由来

日本に石をお墓とするという考えを浸透させたのは、一説によると平安時代の空海(弘法大師)が中国から仏教を伝えたことがきっかけだと言われています。
当時は埋葬地に乱雑に葬るのが一般的でした。空海は供養の仕方を伝えて周り、その際に石仏や石塔をおいて墓標としたのが始まりだそうです。
墓石のあるお墓というものが確立したのは、実は江戸時代の頃からです。皆さまが想像する一般的な和式の墓石スタイルはその頃に考えられたものです。

壊れた墓石

墓石の起源

墓石は故人と遺された家族をつなぐものとして扱われていますが、これには日本最古の歴史書「古事記」に由来があると考えられます。
亡くなり黄泉の国に行ってしまったイザナミ(女性の神様)とイザナギ(男性の神様)が千引石(ちびきいわ)という石越しに会話をするシーンは有名ですよね。
お墓の構造は宗教的にあの世を表している面もあります。墓石にはこの世とあの世をつなぐ役割と、墓石に語りかけると故人へ伝えるチカラがあるという考えは、古来より自然と日本人に馴染んできたことなのかもしれません。

子供がお墓参りをしている写真

仏事の豆知識

寿陵(ジュリョウ)とは

「寿陵」は、生前墓とも呼び、生きているうちに自分のお墓を建てることを言います。「寿陵」は縁起の良いもので、「長寿」「家庭円満」「子孫繁栄」を招くとも言われております。また、ご自分の望んだままのお墓を建てることが出来ます。お墓は相続税の非課税財産に当たりますので、遺される家族の経済的負担も軽減することが出来ます。

青空と墓石

開眼供養とは

「開眼法要」「御霊入れ」などと呼ばれます。新しいお墓を建てたときに必ず行う「魂入れ」の儀式のことです。墓石は儀式によって魂を入れられることで、はじめてお墓としての役割を担えるようになります。「開眼」という呼び方は、仏像を作る際に最後に目を描きこむということから来ております。近年では、法要と共に執り行われる場合が多いです。

開眼供養

お線香の起源

お香の始まりは、紀元前のエジプトです。当時からお香は宗教上の儀礼のために焚かれており、インドへ伝わりました。薫香を大切にしていたお釈迦様は、そのお香を、自らの邪気を払い、体や心の汚れを除き、清浄なる功徳があるものとして、経典にも度々仏前に供えなさいと説かれております。今日のお線香の形になったのは江戸初期の日本での出来事です。火を付けるだけという手軽さが喜ばれ、現在ではお香の9割を占めるともいわれています。

お香